夫に浮気をされてショックを受けない女性は、おそらくいないかと思います。

そして、ご主人の浮気発覚後、

  • 「浮気をする夫なんていらない!」
  • 「こんな夫とは離婚したい!」

と離婚を選択をされる方もたくさんいますが、「離婚はしたくない」と思っている人もたくさんいます。

離婚をしたくないと思う理由はさまざまですが、離婚後に子供を引き取って生活ができるか不安だったり、浮気をされたけどご主人のことが好きだったりと、複雑な気持ちが入り乱れていることと思います。

そして、「浮気をやめさせても、改心してくれるのか」「そうはいっても、浮気に対して追求すると離婚したいと言われそう」という様々な不安にのしかかられていることでしょう。

ここでは、浮気をした夫と離婚したくない人に向けて、離婚しないための方法や、浮気をやめさせて結婚生活を続ける方法をお伝えします。

浮気している夫と離婚したくない理由はなんですか?

女友達に「夫に浮気されている」なんて相談したら、きっと「離婚した方がいい」と言われてしまう…。それでも、離婚より再構築を選ぶ人がいるのには、たくさんの理由があります。

子供との安定した生活を維持したい

子供

一番にあがるのは、子供に関わる理由です。

いざ離婚となると、子供と父親を引き離すことになるため、感受性の豊かな子供のメンタルに大きな影響を与えてしまう可能性があります。

また引っ越しをすることになると、子供の学校、友達、苗字変更など、気がかりなことがたくさん出てきます。

そのため、ご主人の浮気で受けるダメージより、子供との安定した生活を守りたい、と考える人がいるのは当然です。

経済的に不安がある

お金

家計を夫に依存している場合は、離婚後、経済的に困窮してしまう可能性があります。

特に、何らかの理由で自分で働きに出ることができない場合、離婚は大きなリスクとなるでしょう。

また子供の教育費も不安が残ります。

進路が決まっていたり、子供の夢のために習い事に通っているなどのケースでは、それを諦めさせてくないという気持ちから、離婚を選ばない人もいます。

夫のことが好き

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浮気をされたって、やっぱり夫のことが好き!という人もいるでしょう。

人の感情、特に夫婦間の愛情というものは、決してひとつの物差しでは計ることはできません。「好き」という気持は、たとえ浮気をされたとしても簡単に消えるほど単純ではありません。

浮気はただの火遊びだと思っている

「浮気? 結局、火遊びよ。なんだかんだ言って、私のもとに帰ってくるわよ」と、夫の浮気を鼻で笑えるほどに強い人もいます。

特に、昔からちょっとした浮気を繰り返してきた夫の場合、「いつものケースね」と割り切り、浮気は夫を操縦するためのネタとして使っている人も多いようです。

浮気の罪を償わせたい

償わせたい

  • 「私と離婚したら、浮気相手の女と一緒になるんでしょ!?そんなの許せない」
  • 「私を裏切ったなんて、その罪を償わせないと、別れるに別れられない」

このように、心に炎をメラメラ燃やすタイプの人もいます。

この場合、浮気をされたことより、自分を裏切ったことに怒りの焦点が向くので、夫としては一番恐ろしいタイプかも知れません。

法的に見る浮気と離婚の関係

法律と浮気と離婚

ここまでは、浮気をされた人の「感情・環境」について見てきましたが、ここからは法的な見地から考えてみましょう。

浮気をしている夫から「離婚したい」と言われるケースがあります。

その理由は下記のようなものがあります。

  • 先に切り出すことで、妻側に時間を与えず、自分に有利に事を進めたい
  • 浮気相手と離れたくない、妻より愛していると思い込んでいる
  • 離婚することを前提に、浮気相手との関係を続けてきた

このようになってしまうと、離婚に応じてしまう方も多いかもしれませんが、離婚したくないと考えている場合、法律が味方となってくれます。

浮気された側は離婚請求も拒否も認められる

浮気をしていた夫から離婚を求められ、妻側に離婚する気がない場合、妻は離婚を受け入れなくても問題ありません。

離婚をするかの選択権は、浮気をされた側の妻にあり「夫からの離婚請求を受け入れる」も、「離婚請求を拒否する」も、完全に妻側が決めていいことになっています。

浮気した側からの離婚請求は認められない

妻側に落ち度(同じように浮気をしていた等)がない以上、有責配偶者(浮気をした夫)からの一方的な離婚請求は、裁判所は容易には認めません。

夫がどんなに「浮気相手を愛している、離婚したい」と言ってきても、下記の要件を満たさない場合、裁判所は夫からの離婚請求を認めません。

  • 別居期間が長期間に及んでいること
  • 未成熟子が存在しないこと
  • 相手方配偶者が精神的・社会的・経済的に極めて過酷な状態に置かれるなどの事情がないこと

法的判断は夫の浮気の証拠がキモとなる

法律的には、浮気をされた妻に、離婚を受け入れるも拒否するも選べるとお伝えしましたが、離婚を望む夫の場合、いいように解釈されるよう、浮気をしていないと言ったり、奥様への不満を言うことがあります。

しかし、証拠があれば、浮気をした夫だという証明ができ、離婚請求を棄却できる可能性が高まるだけでなく、浮気相手にも慰謝料を請求できます。

裁判では、言葉での証言ではなく、リアルな証拠がモノをいうため、夫の「浮気」を立証したいならば、裁判で使える証拠を握っておく必要があります。

例)
使える証拠:ラブホテルへの出入りを撮影した写真、またそこでそれなりの時間を過ごした証拠
使えない写真:手を繋ぐ、寄り添っているなど、親密そうであっても肉体関係を立証できない写真

浮気とは法律上「不貞」つまり「肉体関係があること」を指します。

そのため、夫が浮気相手と明らかに肉体関係があることが、誰の目にも明らかであるような証拠が必要です。

【事例で紹介】法律で定められた離婚できる理由|離婚できないケースも

浮気をした夫から離婚したいと言われたらどうするべきか

「離婚を受け入れる?それとも拒否する?」と悩んでいる人は、これからのあなたの「幸せな生活」とはどのようなものか、という観点から考えてみてください。

好きで結婚した相手との関係を変化させるのですから、悩むのは当然です。

浮気をした夫の態度は、以下の3つのケースのどれに当てはまりますか?それによって、選択肢が変わってくるでしょう。

浮気相手に夢中で家族に対して愛情が無い夫の場合

このような夫の場合、愛情豊かな家庭を一緒に築くことは難しいでしょう。

経済的なメリットなどが余程大きくないと、一緒に暮らすことに心が折れてしまうかも知れません。また子供がいる場合、子供のメンタルへの影響も心配されます。

浮気相手と奥様のどっちも好きな夫の場合

とてもズルい夫ですが、自分への愛情を感じる限り、割り切って離婚できないケースもあるでしょう。

この場合は、浮気相手への気持ちを受け入れつつも、浮気相手から慰謝料を取る・念書を書かせるなど、自分に取って有利な状況を作れるようにすることをおすすめします。

子どもは好きだが奥様に愛情が無い夫の場合

夫婦関係は破綻しているため、そのような夫とこれからも一緒にいるのかをしっかり考えないと、人生をムダにしてしまう可能性があります。

また離婚を決めた場合、親権を取られないためにも、浮気の証拠をしっかりと握っておく必要があります。

どうしても離婚はしたくないなら離婚届の不受理申請書を出しておく

浮気をした夫からの離婚請求を受け入れたくない場合は、できる限り早めに離婚届の不受理申請書を提出しておきましょう。

離婚は、夫婦が合意しなければ成立しませんが、話し合いの途中で勝手に離婚届を役所へ提出してしまうことがあります。

しかし、離婚届の不受理申請書を出しておけば、夫が勝手に離婚届を出したとしても受理されることはなく、離婚はできません。

離婚を迫ったが離婚できなかった夫がとりがちな行動と対策

離婚を言い出し、妻に拒否された夫は、当然のことながら家庭に居づらくなります。

そのため、以下のような行動を取りがちです。

家に帰ってこなくなる

まず、家に帰らなくなります。

浮気をし、それがバレただけではなく、離れようと思っていた妻のいる場所に戻っても「居心地が悪い」と感じるからです。

また、浮気相手と法的に決着がついていない場合は、そちらに行ってしまうこともあります。

離婚をしないにしても、浮気相手との関係は清算してもらい、それを公的に証明しておく必要があるでしょう。

生活費を払わなくなる

家族への愛情が薄くなってしまった状態なので、生活費をきちんと支払うことを拒むケースが多くあります。

しかしそれは勝手な言い分なので、離婚していない以上、しっかりと家族の生活に責任を持ってもらうことが大切です。

何より子供がいる場合、生活費がないのは問題です。

公正証書などで強制的に払ってもらえるような状況を作っておくことも大切です。

夫と離婚せず良好な夫婦関係を保つためにすること

最後に、夫と離婚せずに「関係を再構築したい」と思う人に、いくつかのアドバイスがあります。

夫に浮気を追求したり責めたりしない

チクチクと浮気について追及したり責めたりするのはやめましょう。

夫側も「あれ、あまり言ってこないな」と感じるくらいの方が、罪悪感を覚え、家族への償いをしようとします。

逆に過去の浮気を責めたり、現在進行形の浮気を追求すると、罪悪感から居づらくなり、かえって心が離れてしまう可能性があいrます。

浮気がバレたと感じさせずに証拠を集める

浮気の兆候があるのならば、夫側にそれを感じさせずに証拠を集めましょう。

問い詰める、離婚する、再構築するなどの「その後のこと」は、証拠あっての選択肢です。また自分に有利に交渉を運ぶためには、証拠がないと始まりません。

夫に妻からの愛情を感じさせる

不自然ではない程度に、愛情表現をしてみましょう。

夫の浮気が本当に「ちょっと気持ちがよそに向いただけ」ならば、罪悪感を感じたり、妻への愛情を思い出すなどして、浮気を止める可能性もあります。

また、浮気はする方が100%悪いのですが、浮気に走る原因には、夫婦間の愛情のすれ違いもあります。

離婚せずに、良好な夫婦関係をキープしたいなら、ちょっとした愛情表現で夫の出方を見てみることも有効です。

夫の浮気が発覚したが離婚したくない場合によくある質問

浮気されても離婚を望まない理由や心理として多いケースは?

子どもへの影響や経済的な面、感情面などが理由となることが多いです。

夫から離婚を切り出されたらどうする?

諸条件はありますが、浮気した側からの離婚請求は認められないことが多いです。ただ浮気の証拠をしっかりと確保しておくことが必要です。

浮気が本気になって「離婚したい」と切り出してきた夫 | GPSを使い有利な証拠を撮る|京都市

離婚を拒否するため夫が浮気をしている証拠を取得した事例|京都市下京区

まとめ

夫が本当に浮気をしているのなら、「離婚する・しない」の主導権はあなたが握ることになります。

そのとき、少しでも有利な結果に持ち込むためにも、夫の浮気の証拠は集めておきましょう。もしかして使わずに済むかも知れません。

しかし浮気の証拠集めを妻側がすると、高い確率でバレてしまい、更には証明能力の低い証拠しか集まらない可能性が非常に高いです。

そのため、証拠集めは浮気調査を専門にしている探偵を利用するのがオススメです。

アーカス探偵事務所は浮気調査において弁護士の方から、浮気調査能力が高いうえに低料金だと評価をいただいております。

離婚したくないとお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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