浮気調査は、夫(妻)の浮気に勘付いてすぐに探偵に相談に来られる方ばかりではありません。「どうしてそんなに長いこと放置を?」と聞きたくなるような、黙認タイプの方も、相当数いらっしゃいます。
その心理や事情はさまざまでしょう。この記事を読んでいるあなたも、黙認している、もしくは黙認するか迷っている状況なのではないでしょうか。
今回は、パートナーの浮気を黙認する心理と、そのまま放置しておくリスクについて詳しく解説します。
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浮気調査の費用について
アーカス探偵事務所 増田 剛
- 探偵歴20年の現役の探偵で、20年たった今でも即日対応では一番最初に駆けつけます。GPSを使った浮気調査と人探し調査を得意としております。
- 株式会社 アーカス探偵事務所 代表取締役
- 一般社団法人 日本探偵業認定調査士連盟 専務理事
- 一般社団法人 大阪府調査業協会 監事役員
- 一般社団法人 日本調査業協会 正会員
浮気を黙認する心理と黙認のリスク
黙認はよくないかも…と思っていても、解決に進めない方には、さまざまな心理状態があります。
まずは、今のあなたにあてはまるものがあるか、確認してみてください。
黙認の心理~浮気を見つけても様々な事情から黙認する人は少なくない~
浮気を黙認する人の心理に多いのは、以下のようなものです。
【1】一時的なものだろう、と楽観視している
浮気の兆候が見えても、「単なる火遊び」「一時的な気のゆるみ」と思い、楽観視する方も多くいらっしゃいます。
中には「どうせ、あの人には家庭を捨てる度胸なんてないから」と、どっしり構えている奥さんもいますが、真実を知るのが怖くて、「まさか浮気なんて…すぐに戻って来るに違いない」と自分に言い聞かせている方もいるはずです。
しかし、楽観視しすぎるのも問題です。本当に一時的で済めばよいのですが、そのまま浮気相手との関係性が深まってしまうことも考えられます。また会社バレや金銭トラブルなど、大きな問題が起きてしまった後では、取り返しがつきません。
【2】子供への影響が心配
子供のことを考えると、浮気を問い詰めていいのか迷う…というケースも多いですね。子供は敏感ですから、両親が浮気について揉めている空気はすぐに察します。
子供が受験などのデリケートな時期にあるなら、なおさら浮気を黙認して「状況が変わったら、ちゃんと話をしよう」と、解決を先延ばしにしていることも。そうなると、タイミングを逃し続けてしまいます。
【3】離婚はしたくない
「浮気されているのはショックはショックだけど、離婚までは考えていない」という場合もあります。仮面夫婦であっても、家族という関係性を維持したいと考える人は一定数いるのです。
また女性の場合、「私と離婚したら、相手の女性と一緒になるに違いない。それは悔しいから意地でも離婚してあげない」という、女性ならではの逆襲的な心理を抱くこともあるようです。
【4】財産を失いたくない
浮気を問い詰めて、離婚になった場合。財産をどうするかが大きな問題になってきます。
打算的ともいえますが、浮気発覚後のゴタゴタを避けたい、と思うのはある意味当然。残念ながら相手への愛情がなくなってしまった…という女性に多い心理です。
ドラマなどでよく見る、大富豪の夫に愛人がいても黙認している妻は、このように考えていることでしょう。
【5】話し合いや手続きが面倒そう
浮気はひとりではできませんから、いざ問い詰めたあとには、浮気相手やそのパートナー、双方の両親や、会社・友人関係まで巻き込んで話が進められることもあります。
さらに慰謝料、離婚…と進んでしまうと、手続きも面倒。今の生活が一変してしまいますから、「あの人の浮気で、そこまで面倒をかけられるなんて…」と考えてしまうケースも多いでしょう。
とはいえ、話し合いはいずれ必要になること。実際には、覚悟を決めて相手に向き合うことで丸く収まるケースもありますが、むやみに問い詰める行動には、リスクも伴います。
黙認していると離婚を切り出されるリスクがある
ここまで黙認の心理について解説してきましたが、長期間の黙認で起きる一番のリスクは、「浮気をした方から、離婚を切り出される」ということです。
精神的ダメージも大きい
見て見ぬふりを続ければ、当人は「浮気はばれていない」と安心しきって、浮気相手との関係をどんどん深めていくケースがあります。そして、いつしか浮気が本気になり、離婚を切り出される…という最悪の結果を引き起こす可能性があるのです。
そうなってからあわてて探偵に相談し、「ただの遊びであった時期に、釘を刺しておけば…」と後悔する方が多くいらっしゃいますが、取り返しはつきません。
なにより、「浮気をされている=離婚を突き付ける権利がある側」から、「他の女性に、旦那を取られて離婚された側」に立場がくるっと変わってしまうのは、精神的にもキツいでしょう。いくら慰謝料をもらっても、気持ちのおさまりが付きにくいかも知れません。
浮気相手に使うお金で家計もピンチに?
その他にも、黙認期間が長くなると、浮気相手に使う金額も大きくなります。さらに借金や貯金の使い込みなどが行われていれば、家計圧迫どころか、将来設計にも悪影響を及ぼしますから、後悔してもしきれないでしょう。
浮気相手の妊娠なども危険
もし本当に「浮気」で、遊びで終わるような関係であっても、長く付き合っていることで子供ができてしまう…というリスクも無視できません。そうなると、別れるにしても関係性は泥沼になるでしょうし、養育費などの金銭的な問題も出てきてしまいます。
相手の女性が独身ならいざ知らず、結婚しているケースでは、双方の家族を巻き込む大ごとになってしまいますから、そうなる前に対処する必要性は高いといえますね。
このように、浮気にうっすら気付きながらも黙認を続けることには、リスクが発生します。
一番危険なのは、真実から目を背けたい…という気持ちからの、見て見ぬ振り。ただし、リスクをきちんと知ったうえで、「計画的に」黙認せざるを得ない場合も多くあります。
浮気を黙認するときの注意点・黙認中にやってはいけないこと
まだハッキリとした確信が持てず、まずは様子を見たい、2人の関係を壊したくない…という場合。また子育てなどで忙しく、浮気確認にエネルギーを使えないという場合は、以下の注意点を意識して黙認期間を過ごしてみてください。
【1】過度に探りを入れない
急に探りを入れて、事態が動いた場合、こちらもすぐに動けるのならいいのですが…。そうではないなら「浮気に気付いている」と悟られないようにすることをおすすめします。
こちらが動くのは、準備が整い、有利に進められるときを狙う方がいいからです。
特に、「子供が〇才になったら」「自分の仕事の目処が立ったら」など、自分なりに浮気を問い詰めるタイミングを決めている方は、無駄に探りを入れるのは禁物。
「バレている?」と思われたら、浮気の証拠のもみ消しをされてしまう可能性もあります。黙認と決めたなら覚悟を決めて、黙認を貫きましょう。
【2】自分も浮気をしない
よくあるのが「相手もしたんだから、私だって!」と、自分も浮気に走るケースです。
「私も、したいのに我慢していたのだから…」
「私だって、まだ浮気する相手くらいいるんだから…」
という感情から、夫への復讐心も相まって浮気をする女性がいますが、これはとても危険です。せっかく相手の有責の状態なのに、わざわざ自分の非をつくってしまえば、離婚裁判などになったときに不利になってしまうからです。
浮気の「ずるさ」は、された方が誰よりもわかっているはず。あくまで、「された側」として相手に対応できるよう、身の潔白は保っておくことをおすすめします。
【3】ストレスを溜めない
黙認を決めたとしても、やはり「嘘をつかれているかも?」という疑惑を抱えたまま毎日を過ごすのはつらいですよね。
そのストレスは、少しづつでも積み重なっていきます。残念ながら、自律神経のバランスが崩れたり、うつ病になってしまったり…というケースもよくあるのが現状です。
浮気をされた挙句、さらに心身も壊れてしまっては、ダメージが大きすぎます。そうならないためにも、適度に自分のストレスを解消できる場所を見つけておきましょう。趣味に没頭したり、運動で汗を流すのも有効です。
身の回りの人に愚痴をいうときは、相手にも注意を。口が軽い人や、浮気相手とつながっている人などには絶対に話をしないこと。
信頼できる友人や、もしくは完全匿名のSNSなどに気持ちを吐き出し、溜め込まないようにしてください。
浮気を黙認するなら念のために証拠を取っておくこともおすすめ
黙認した結果、やっぱり自分の元に戻ってきた…というケースならいいのですが、トラブルや慰謝料の話になったとき、そして向こうから離婚を切り出されたときに使えるのが「浮気の証拠」です。
今回は自分で納得して黙認していたとしても、将来また浮気をされたときは、黙認はできないかも知れません。
浮気の証拠は、将来「もう許せない」と思ったとき、すぐに離婚や慰謝料請求に向けて有利に動くための切り札です。たとえ使わずに済んだとしても、「証拠は押さえている」と思える精神的な余裕は、大きいでしょう。
どんな証拠が有効?
浮気には「使える証拠」と「使えない証拠」があります。
まず、確実に浮気をしている証明ができる証拠は「特別な関係にあり、肉体関係を確実に証明できるもの」のみです。つまり単に一緒にいる写真などでは、肉体関係が確実ではないため、浮気を立証できません。
しかし、決定的な動画などを自分で確保するのは困難です。
上記のような決定的証拠がない場合は、「状況証拠」が必要になります。
状況証拠とは、浮気しているであろう状況、仲が親密である状況、不貞行為が行われたであろうという状況が見て取れる証拠のことです。
ただし状況証拠にも「使えるもの」「使えないもの」があります。
使えない証拠
・ただのツーショット写真
・LINEやメールのやり取り
・宿泊を前提とした約束のメールやSNS
上記は確かに「親密さ」を裏付けるものではありますが、肉体関係を証拠付けるものではありません。SNSのやり取りも、「本心ではなかった」「無理やり言わされた」などと言われてしまえば、おしまいです。
使える証拠
・ホテル室内のツーショット写真、ホテル出入りの瞬間の写真
・日帰りでは行けない地域のツーショット写真
・本人が浮気をしたと自白した書面や録音
通常の関係では行かない場所…ホテルや遠くの観光地の写真は、ある程度の証拠能力を持ちます。ただし「具合が悪くなってホテルに入っただけで…」などと言い逃れされることもあるので、複数回の写真が必要になります。
証拠はどうやって取る?
「使える証拠」を取るには、手間と時間、そしてテクニックが必要。黙認中に相手にバレてはいけないからです。
特に、浮気がハッキリわかっていない・誰と会っているか見当がつかない…という疑惑段階では、はじめの糸口をつかむまでに時間がかかってしまいます。
自宅内であれば多少の捜索が可能でしょうが、本格的な尾行調査や撮影はプロに任せたほうが確実です。
プロは「どんな写真が裁判で有利になるか」を熟知しています。だからこそ、浮気調査を専門としている探偵に相談してみることをおすすめしています。
「まだ浮気なのかハッキリわかっていない」というケースもお任せください。さまざまな角度から、浮気なのか、そうではないのかをお調べします。浮気をされた側を徹底的にサポートする仕組みを整えているのが、プロの探偵なのです。
まとめ
浮気の黙認はリスクも高い反面、うまくいけばこちらのタイミングで事を進められるので、計画的に行うことをおすすめします。
そうではなく、モヤモヤしていたり、真実を知るのが怖い…とお考えなら、その不安を取り除くためにも、プロに相談することも検討してみてください。
経験豊富な探偵は、多くの事例から、一番よいと思える証拠を確保します。黙認期間を「後悔のない、有意義な期間」にできれば、パートナーとの関係を清算するにしても、再構築にしても、納得して進められるはずです。